高校受験のお話。インフルエンザにかかった受験生は、別日に追試験が受けられるよう、
文部科学省が通知を出したとのこと。


受験生がインフルエンザにかかった場合、本来の試験日とは別の日に高校入試に臨めるよう
求める通知を、文部科学省が全国の教育委員会や私立高校に初めて出したことがわかりました。


これまでの一般的な対応としては、受験日当日にインフルエンザなどで体調を崩している生徒は、
同じ日に別室で試験に臨むケースが多かったようですね。

まあ、これは、ほかの受験生のことを考えても理解できる対応だと思います。
密室ですし、感染したら困りますから。

それで、今回の通知は当の罹患した受験生への配慮から出されたものです。
インフルにかかっていると実力が出しきれないんじゃないか、
ということで、別日に試験を受けられるようにするってことですね。

体調が悪い中で100パーセントの力を発揮するのは難しいと、私も思います。

でも・・・・・・これ、インフルエンザに限りませんよね?

あらゆる病気や体調不良が、実力を出し切れない原因になりうると思うんですけど。

おたふくかぜとか、風疹とか、はしか、とか。
このあたりも、かなりの高熱が出る場合、ありますよね。

そこまでじゃないにしても、ただの偏頭痛だって集中力に影響します。虫歯だってそう。
突き指して指先がズンズン痛むとかでも、けっこう気が散りますよね。

それなのに、インフルエンザだけが別日に試験を受けられるんですか?
同じくらいの高熱が出てる、ただの風邪の生徒は根性で受験しろってこと?

・・・・・・という感じで、ぜんぜん公平感がありませんよ、この通知。
考えが足りない気がします。

で、仮にインフルに限らず、同様の体調不良を持つ生徒にまで枠を広げるとしましょう。
すると、どこで線引きするのかという問題が出てきます。

実力を発揮できるかどうかは、0か100かで測れるものではないと思うのですが、
果たしてどこで線引きするんでしょうか。
説得力のある区分け、できます?

「39度の熱が出たら別日に受験できるけど、38.5度だとダメ」
とか言われて、38.5度の生徒は納得できますかね。


受験って、限りなく平等でないといけないものだと思うんです。

当日の体調がいいか悪いかは、当日になるまで誰にもわかりません。
体調管理の自己責任と、運の要素の両方に左右されるわけです。

でも、これは全員そうなんです。
当日の体調が不確かである、という部分で平等なんです。

だから、こういうことで特別な配慮はしないほうがいいと私は思います。

そもそも体調が一点の曇りもなく万全の状態で試験に臨んでる生徒なんて、
そんなにいないと思いますし。
受験勉強の追い込みを経て、みんな多かれ少なかれ不調を抱えていると思いますよ。

何事も配慮は大事ですが、配慮のしすぎで反対に不公平になってしまうことのないように。


過ぎたるは及ばざるがごとし。